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シェイクスピア監督の解任は早すぎるけれど。

プレミアリーグのレスター・シティーが監督のクレイグ・シェイクスピアを解任しましたが、それは早すぎるだろうと。
第8節終了時点で1勝3分け4敗で降格圏の18位と低迷しているので、それだけを見れば「解任止む無し」と思うかもしれません。
ただ、ここまでの対戦相手の内、4つはアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールという優勝候補の強豪だったわけで。
それを考えると、タイのオーナー陣は堪え性が無さすぎるんじゃないかと。

そもそも、カンテが抜けた穴を埋め切れない中でドリンクウォーターまで抜けたり、FWにはイヘアナチョを獲得したりと、選手補強で失敗しているわけでね。
誰が考えたって、イヘアナチョがレスターの戦術に合わないことは分かり切っているわけでね。
監督を変える前に、一刻も早く手を付けなきゃいけないポイントがあるんじゃないかと。

ヴァーディーや岡崎、マフレズ、カンテらを獲得したスティーヴ・ウォルシュが抜けた後、強化担当部門が弱体化しているんじゃないかと。
現在は元フィオレンティーナのエドゥアルド・マシアが強化担当責任者を務めているようですが、どういう方針で選手を獲得しているのか疑問です。
ひょっとすると、イヘアナチョの獲得はオーナー陣からの要望だったのかもしれませんけどね。

オーナー陣は2015-16シーズンにリーグ優勝したことで、何か勘違いしているんじゃないかと。
あれは奇跡が起きただけであり、レスターってのは優勝を狙えるようなチームじゃないんですから。
少なくとも今のレスターがやれるサッカーってのは1つしか無いんですから、それを徹底して貫くべきなんですよ。
そんなのは、昨シーズンのスリマニやムサで充分に理解できるはずなんですけどね。

ただし、シェイクスピアの解任は早すぎると思いますが、まだ間違いと断定も出来ないんですよね。
2014-15シーズンに降格の危機から終盤の追い込みで残留に導いたナイジェル・ピアソン監督を解任した時も、疑問の声は上がりました。
しかし後任としてクラウディオ・ラニエリが就任すると、前述したように奇跡の優勝を成し遂げたわけです。
そのラニエリを解任した時も「功労者に対して酷い仕打ちだ」と非難の声が上がりましたが、後任のシェイクスピアがチームをV字回復に導きました。

ようするに、もうシェイクスピアの解任は撤回されないわけですから、後は次の監督をどうするのかってことです。
今の所、そこの判断に関しては、オーナー陣が2回連続で正解を出しています。
なので今回も、次の監督として誰を選ぶのか注目したいと思います。
それによっては、岡崎選手の処遇にも影響が出ますしね。
とりあえず言えるのは、「噂になっている面々の中でサム・アラダイスだけはやめておけ」ってことですね。


by psychopop | 2017-10-20 22:19 | プレミアリーグ